那覇空港で9日夕、国内線搭乗の保安検査を済ませた乗客全員の検査をやり直すトラブルがあり、国内線の出発が約1時間にわたってストップした。この影響で全日空の那覇空港発着の5便が欠航したほか、遅れも相次いだ。
那覇空港事務所や豊見城署によると、午後4時15分ごろ、石垣島から東京への乗り継ぎで到着した中国人女性3人が、空港内の免税店を探している途中、誤って1階の手荷物受取所に入った。免税店がないことに気付き、再び2階の発着ロビーに引き返した。
こうしたケースの場合、検査を受けていない人間と接触し、危険物が持ち込まれる可能性も想定されるため、保安検査が済んでいた搭乗客の検査をやり直す必要があった。この影響で、空港ビル2階の検査所付近は出発待ちの客で混雑した。