通算67回目、19か所が公開予定
京都では「平成27年度 春季京都非公開文化財特別公開」が、4月29日から5月10日まで実施される(公開箇所によって期間が異なる場合がある)。
文化財を公開することにより、市民あるいは広く国民的な活用に資し、文化財愛護の関心を高めるという趣旨のもと、昭和40年にはじまった文化財愛護の普及啓発事業で、春・秋の年2回開催。今回で通算67回目となり、19か所が公開される。
山科区の毘沙門堂、當麻寺(5/1~6)、本圀寺が初公開
公開予定は、上賀茂神社/本殿(国宝)、権殿(国宝)、高倉殿(重文)、渉渓園、他。大徳寺本坊/唐門(国宝)、方丈(国宝)、玄関(国宝)、狩野探幽筆襖絵(重文)、庭園(史跡・特別名勝)、法堂(重文)、他。
廬山寺/元三大師堂、御本尊元三大師坐像、御前立鬼大師坐像、本堂、他。下鴨神社/本殿(国宝)、三井神社(重文)、大炊殿(重文)、他。
檀王法林寺/日吉山王祭礼図(重文 初公開)、岸駒筆「龍虎図」、川北霞峰筆「阿蘇山望図」、他。金戒光明寺山門/山門(府指定文化財)二層内部、「蟠龍図」、他。
知恩院大方丈・小方丈・方丈庭園/大方丈(重文)、小方丈(重文)、狩野尚信・狩野信政筆方丈襖絵、方丈庭園(市指定名勝)、徳川家康坐像(重文 初公開)、徳川秀忠坐像(重文 初公開)、他。東福寺三門/三門(国宝)二層内陣、釈迦如来坐像、十六羅漢像、他。
毘沙門堂、當麻寺、本圀寺が初公開となるなど、全19か所が予定され、この期間に限り、前もっての申し込みや予約は必要なく、各公開法人の受付で拝観券を購入するだけで拝観できる。
京都古文化 保存協会 公式サイト
http://www.kobunka.com/index.html